【山行レポート】
公益社団法人大阪自然環境保全協会が主催する「里山一斉調査」の調査対象のひとつに高安山が指定され、八尾山の会は例会山行として位置づけ参加しました。調査活動は近鉄信貴山口駅に9時30分に集合し、信貴越えハイキングコース沿いの草花を観察していくというものです。
参加者には草花41種、樹木22種、鳥30種、哺乳動物11種のリスト表が渡され、ハイキング道を歩きながら目視できたらリストにチェックしていきます。もちろん、われわれだけではわからないので西大和ネイチャークラブの方に草花の名を教えていただきます。
写真のようにヒメオドリコソウ、ウマノアシガタ(キンポウゲ)、タチツボスミレなど多くの草花が自生していました。樹木ではウワミズサクラ、アオキ、アケビの花を見ることができました。鳥ではウグイス、コゲラ、シジュウカラの鳴き声が確認できました。哺乳動物ではノウサギの食痕やイノブタのラッセル(前肢で地面を掘る行為)跡を確認できました。
観察コースの終点はケーブル高安山駅。通常1時間で歩けるコースを3時間04分かけて、じっくり観察しました。歩行距離3.3km。午後1時45分解散。会員にとって日常的に歩いている里山の、自然の奥深さを学習できた山行となりました。
大阪自然環境保全協会の里山一斉調査は4月3日から18日にかけて、北は深山(能勢町)から南は玉川峡(橋本市)までの14か所を調査・観察する活動です。2021年で39回を数える息の長い活動をされています。
【参加者】
会員7名、会員の孫1名、西大和ネイチャークラブ4名、保全協会1名
計13名
【感想】
●花の名前がよくわかった。(A)
●ウワミズサクラのことを知ることができてよかった。(B)
●初めて孫を連れて行ったが、思いのほかよく楽しんで歩くことができ、よかった。(N)
●昨春の里山調査はコロナ禍で中止でした。リベンジ例会が実現でき良かったです。(H)
●ユキノシタ・アケビの新芽花・カンゾウ・タラの芽など山菜を発見しました。さらに西大和ネイチャークラブの男性から立派なイタドリも頂きました。帰って早速調理し、胡麻和えなどが食卓に上がりました。(K)