9/25(日)例会 音羽山

【コース】

10:00京阪大谷駅~10:20蝉丸神社~11:59音羽山12:4514:18横石橋~15:16追分駅

9.6km

 

【山行レポート】

紀貫之が「秋風の吹きし日より音羽山 峰のこずゑも色づきにけり」と詠んだ音羽山へ。音羽山(593m)は大津市と京都市の府県境の山です。参加者は京阪京津線の大谷駅に午前940分集合。同駅付近は手前の山並みにさえぎられているので音羽山山頂は見えません。大谷駅から東へ進んだ「厠」の看板がある施設でストレッチと地図確認をして1000分、登山開始です。

 

厠から横断歩道で国道1号線を渡り、南へ沢沿いを歩きます。リーダーがかつて歩いた道です。ほどなく歩くとゲートがあります。ところが、そのゲートは固く閉ざされているではありませんか。通行禁止のためやむなく引き返し、再び国道1号線を横断し、蝉丸神社から登ることにしました。

 

蝉丸神社の境内(写真①)を通過すると登山道になっていました。神社の名になった蝉丸が「これやこの行くも帰るも別れては 知るも知らぬも逢坂の関」と詠んだ和歌は小倉百人一首で有名。国道1号線の逢坂峠にかかる陸橋を歩くと東海自然歩道(写真②)につながります。

 

1042分、音羽山への稜線にさしかかりました。引き返しもあったのでスタートから約40分かかったことになります。1135分、ようやく山頂(写真③)が見えました。1159分、音羽山山頂に着。琵琶湖が眺望できました(写真④)。山頂付近の木陰で昼食休憩をとりました。コーヒーゼリーやピオーネのさしいれがありました。

 

午後0時45分、下山開始。山行計画では東海自然歩道から牛尾観音(法厳寺)、桜の馬場を経由する道を下る予定でしたが、それよりも北側を並行に下る道に入ってしまいました。国土地理院の地図にない道ですが踏み跡はしっかりしています。「←横石橋」の表示が目に入ったので下山できることを確認しました。

 

ところが、横石橋直前の崖にさしかかり立往生しました。崖にはコブ付きのトラロープはありますが、足元がザレ場で不安定な場所です。リーダーに見守られながら一人ひとり、慎重にロープ個所を通過し248分、横石橋に着。全員けがなく下山できました。

 

横石橋からは山科音羽川沿いの車道を歩きます。音羽ノ滝(写真⑤)や長尾ノ連滝(写真⑥)を見ながら追分駅をめざします。316分、追分駅に着。5時間16分の山歩きでした。追分1518発の三条京阪行きの電車に乗り帰阪しました。

 

【参加者】

会員10

 

【感想】

登りより下りで足がズルズル滑って大変でした。体幹を鍛えてなんとか踏ん張れるようになりたいです。良い経験ができて楽しかったです。(C

 

お天気良く、音羽山山頂で皆さんからの戴きものでお腹を満たしたあと、降り始めたもののコースアウト!しかしズンズン進むリーダー。そしてとんでもない崖のような所へ。滑るし、掴むものがなく降りるも登るも出来なくて、怖くて足が震えました。スパルタなコースでした。(K


前回例会の笠置山とはうって変わり月とスッポン。今回は時間に余裕有るからと読図を兼ねて出発した。下りは、ちんたらとは下山させてくれなかった。激下りの地図の無いルートでロープも頼りながら歩くルートだった。でもリーダーがメンバーの力量も考えてルートハンティングしてくれたのは感謝している。(F

 

いいお天気での山行でした。頂上の眺めも良く、下山するとそれなりに面白かったとは思いましたが、皆怪我もなく無事でしたが、冷静に考えると道外れはしては行けない事です。何だか登山した感じより、下山後アスファルトの道を駅までよく歩いたと言う気持ちが強く残っただけでした。(Y

 

快晴でした。秋らしい風が、季節の変わり目を感じます。山頂では琵琶湖、比叡山、愛宕山系の眺望をゲット。おやつタイムにFさん特製のスイーツと岡山特産のブドウまで頂き感激。下りのルートが最後の最後に崩落していてロープで下降。ちょっとびっくりでしたね。(A

 

Mさんと前日、テント泊しました。明確な露営地は決めてなかったのですが、下山側のどこか車を停められる場所を探していきました。山科音羽川沿いを侵入すると幸い駐車スペースがある路肩を見つけました。そこが「横石橋」西詰でした。プルコギ、イカの串焼きなどで、楽しく一夜を過ごしました。横石橋が翌日の下山地点になるとはその時点では想定外でした。(H

 

山行前日、Hさんの車に乗せていただき、横石橋の傍にてテント設営、前泊してからの参加でした。長く続く東海自然歩道の階段と暑さがしんどかったですが、コーヒーゼリー、葡萄がとても美味しく元気になりました。その後、山頂から東海自然歩道牛尾観音へのルートを外れましたが、これはこれでショートカットできる道だと確認はできていました。見覚えのある山科音羽川の流れに帰ってきたと思った終盤に、下手すれば大事故になりそうな急斜面が。ロープを掴み斜面に対して垂直に体を起こすようにアドバイスをもらいましたが、命綱もない状態では怖くてできませんでした。楽しさと緊張感のギャップが凄かったです。(M

 

●登山口が分からずウロウロしてロスタイムが20分になりました。下山は南南西に的を絞り進行。道は倒木多数・クモの巣だらけ踏跡不明瞭。目印となるものがない中、地形図とコンパスを確認しながら進んだ。20分程歩いて南西方向にズレてると分かりました。音羽川東斜面が急峻だと認識していましたが、足場の悪いのは予想外でした。ヤバい個所を抜けて川に辿り着くのに大変苦労しました。メンバーには余計な心配をかけました。例会ですから当初の計画通りに東海自然歩道を下山すれば良かったのかなぁと反省しています。(L