2024.4.14(日)例会_里山調査

八尾高安山と四条畷田原で里山一斉調査に参加

オオイタビの実
オオイタビの実

【山行レポート】

公益社団法人大阪自然環境保全協会が主催する「里山一斉調査」に会として3年ぶりに参加しました。前回(2021年)は八尾・高安山コースに参加しましたが、今回は高安山に加え、四條畷・田原の里山コースにも参加しました。

 

参加者には草花41種、樹木22種、鳥30種、哺乳動物11種のリスト表が渡され、市街地やハイキング道を歩きながら目視できたらリストにチェックしていきます。各コースとも保全協会の会員さんに解説していただきます。

 

高安山は近鉄信貴山口駅から信貴道を上りケーブル高安山駅までが観察コースです。カラスノエンドウとスズメノエンドウとの見分け方などを教えていただきました。こどもさんが5人(当会会員の孫2人含む)参加していたので、にぎやかな観察会となりました。

 

四條畷田原は、飯盛霊園バス停から薬尾寺池までが観察コースでした。上写真は田原で撮影したものです。丸数字の1から4までが住宅地、5、6が里山での写真。アケビに似たオオイタビは実の中に花があることを教えていただきました。里山ではイノシシのぬたばも確認できました。

 

各コースの調査活動は昼前に終わります。山の会は活動終了後、お互いが東大坂の近鉄瓢箪山駅をめざし生駒縦走をしました。高安山からは3人が北上しました。十三峠、鳴川峠を経由し瓢箪山駅前の居酒屋に午後5時前に到着、四條畷メンバーを待ちます。

 

一方、四條畷田原からは5人が南下します。室池沿いの道から阪奈道路を横断し、灯篭ゲート過ぎまでは5人で行動しました。うち2人は辻子谷コースを下って石切駅に下山、電車移動し瓢箪山に5時過ぎに着きます。残り3人は辻子谷出合からさらに南下し、摂河泉コースを下って瓢箪山まで歩き通しました。5時50分、居酒屋で8人が乾杯!「よう歩いたなあ」と、お互いをたたえました。 

 

大阪自然環境保全協会の里山一斉調査は4月6日から27日にかけて、北は妙見山(能勢町)から南は玉川峡(橋本市)までの14山域を調査・観察する活動です。ことしで42回を数える息の長い活動をされています。

 

【参加者】

高安山/一般約15人(当会会員4人)、西大和ネイチャークラブ2人、保全協会3人

田原/一般6人(当会会員5人)、地元ボランティア2人、保全協会1人

 

【感想】

●よく見かける花の名前や見分け方などもたくさん教えていただきました。私は小さな花に惹かれるのですが、キユウリグサがよく見るととても素敵で特に印象的でした。諸々の花を知ることができ、大満足でした。鳥も春を謳歌しているみたいにいろいろ鳴いていました。でも鳥の先生とは少し離れていたのですぐに聞けず残念でした。また、こんな機会があればぜひ参加したいです。(Y、高安山)

 

●保全協会のガイドさんが住宅地で「これは3文字のスミレです」と説明。何言ってるんだろうといぶかっていました。登山道に入るとシハイスミレ、ニオイスミレが登場してくるので、後で納得しました。(H、田原)

 

●市街地では電柱の上にじっとしている鳥がいました。ガイドさんに言われたから気付きましたが、自分から見つけることは難しいと思いました。実際、山の中では「あそこにいる」と言われても確認できなかったことが多かったです。(M、田原)