2024.7.25-27例会_蝶ヶ岳

【コース】

26日(金) 三股登山口5:50~8:30まめうち平~13:09蝶ヶ岳ヒュッテ~13:22蝶ヶ岳山頂~13:39蝶ヶ岳ヒュッテ =6.2km=

27日(土) 蝶ヶ岳ヒュッテ4:18~5:05蝶槍~6:15蝶ヶ岳ヒュッテ6:41~7:53長塀山~12:02徳澤園~13:12明神館~14:30河童橋~14:44小梨の湯 =15.6km=

 

【山行レポート】

■一日目(7月25日)

大阪8:00発の松本行き阪急高速バスに乗車し、長野県へ。渋滞で遅れるが、午後2時30分に松本着。JR松本駅から大糸線に乗り換え、柏矢町駅で下車。ビレッジ安曇野で宿泊する。

 

■二日目(7月26日)

ビレッジ安曇野からタクシーで三股登山口まで移動。天気がもつかどうか心配しながら出発する。登山口からいきなり道を間違えて、同じ宿の方から教えられ反省。力水のあるところ、ゴジラみたいな木があるところ、まめうち平と歩き始めは、目標があり元気に歩く。まめうち平まで順調で予定より1時間早い。

 

小休憩のたびにみんな何かしら口に入れ、こまめに行動食でエネルギー補給する。タクシーでの車酔いが響いたのかAさんが頭痛を訴える。服薬で何とかごまかしながら歩く。ここからの蝶ヶ岳新道が長くて、階段地獄。時折、常念岳が顔を出すが、ガスっていたり、くっきりだったり。樹林帯を抜けるのに何度も休憩を取り、高山病予防のため“吸うことよりも吐くことを意識する”で、深呼吸しながらゆっくりゆっくり高度を上げていく。

 

樹林帯を抜けるとそこはお花畑! 7月後半で一番高山植物がきれいな季節である。それまでもいっぱいの花たちを見て癒されてきたが、満開の花花花、綺麗な青空、山などを見て疲れが吹っ飛ぶ。蝶ヶ岳ヒュッテに荷物をデポし、頂上へ。頂上では穂高連峰、槍、常念岳などが見渡せメンバーはいつまでも写真を撮る。

 

山頂で絶景を満喫しヒュッテに戻る。小屋前で乾杯し、部屋分けをした後は夕食まで小屋でまったりする。ホントは外で山を眺めてまったりしたかったのだが、小屋に入ってから雨が降り出し、夕焼けも星空も見えずだった。

 

■三日目(7月27日)

蝶槍行きのメンバー5人は3:30起きで、ヘッドライトをつけ蝶槍をめざす。誰も先を歩く人もいなく、暗くて道すらわからず、相談しながら歩みを進める。30分ほどで明るくなるが、日の出、モルゲンロートは見られず。それでも蝶槍の上で富士山はじめ360度の絶景を見ながらの贅沢なモーニングに大満足した。稜線では写真には撮れなかったが雷鳥に出会う。

 

ヒュッテに戻り、ほかのメンバーと合流して、徳澤登山口を目指して下山する。ここでもお花畑に感激。Eさんが休憩時に高山植物の本を開いて見せてくれる。樹林帯に入ると泥沼のような道が多く、妖精の池は名ばかりで、下りなのに長塀山に登り直しがあるし、でメンバーの疲労が足にくる。

 

山が見えなくなったこともあり、おしゃべりの話題は上高地でのアイスクリームやチーズケーキなどに。女子会トークが炸裂する。梓川の白い砂が見え始めてもなかなかつかず、下山時も休憩を繰り返し、ゆっくり進み徳澤登山口まで降りる。明神館から河童橋まで左岸が土砂崩れのため通行止めで、右岸を歩く。小さなアップダウンがあり時間がかかる。「小梨の湯」でお風呂に入り、バスターミナルで土産を買って、上高地16:10発の高速バスに乗り帰阪した。

 

【参加者】

会員8人

 

【感想】

●想像以上に多様な高山植物があり新鮮な驚きでした。ヒザ痛に冷や冷やしながらの山行でしたが、仲間の皆さんの楽しい笑い声、リ―ダ―のペース配分に助けられました。(A)

 

●私にとっては二度目の蝶ヶ岳。でも、前とは違うルートの登りで、三股の「ゴジラの木」に会えたことと、前回は行かなかった蝶槍のてっぺんに立てたことが嬉しかったです。蝶槍からは大好きな富士山の姿もはっきり見えて、「お〜い、富士さーん!」とあいさつでき、満足です。(O)

 

●槍、穂高連峰を望む大パノラマに感動!蝶槍では遠くに富士山を見ることも出来、一瞬ですが、雷鳥も見ることが出来言うことなし!最高です!天気にも恵まれ、全員事故もなく下山出来本当に良かったです。体力の続く限り挑戦したいと思います。(K)

 

●初アルプス&初高山&初山小屋でした。山友達からよく聞くアルプス登山が現実になりました。写真通りの山風景、沢山の高山植物や鳥の鳴き声、アルプスの水の清冷さ、上高地の木々の美しさは、感動でした。山小屋での山や自然に対する取り組みは一般でも広がると日本の自然を守れるだろうと考えさせられました。(B)

 

●蝶ヶ岳から穂高連峰や槍、それから昔に歩いた常念岳、大天井、燕岳などの眺望に出会い、上高地へと降りていく…このコースを歩いてみたいなと思い描いていました。今回、念願叶い2日間とも見事に晴れて北アルプスのあの岩肌をずっと眺めながら歩けて大満足です。登山道脇にはカラマツソウやゴセンタチバナ、ズダヤクシュなどがずっとあって長い長い樹林帯も楽しめました。樹林帯を越すと、見事なお花畑。ハクサンフウロ、コバイケイソウ、チングルマなどなどの高山ならではの花にも出会えもう嬉しさでいっぱいでした。(E)

 

●私にとっては今回は2回目の高山でした。下から高度を上げていくにつれて昨年の高山特有のしんどさが出てきましたが、今回はなんとかなったようです。山頂のアルプスの山々の大パノラマは写真には収まりませんでした。こればっかりは行かないとわからないものですね。(T)

 

●8人の女子メンバーでの山行となりました。三股登山口からの長い登りを終え、ヒュッテに着いてからの、おでんとビールが最高に美味しかった!二日目の早朝、蝶槍へのピストンで、絶景モーニングできたのがすごく嬉しかった!今度は、この蝶槍から、向かいにそびえたつ常念岳へのルートを歩きたい! 無事下山すると大好きな上高地です。また来るよーと、ビールを買い込んで、さわやか信州号に乗り込みました。雨が一番気になるところでしたが、幸いにも降られることなくトラブルもなく、ハッピーエンド山行となりました。(SL)

 

●2回の六甲トレーニング山行を経験して、当日を迎えた。トレーニング山行には蝶ヶ岳参加希望者10人が参加したが、当日は体調等を考え、残念ながら2名の欠席となった。バスや宿の予約、キャンセルではサブリーダーに多大なるお世話をかけた。感謝、感謝。アルプスが初めてのメンバーもいたが、ケガもトラブルもなくみんなで絶景を楽しめたことが一番の喜びとなった。(CL)