2024.8.11(日)例会_雲雀山

【コース】

紀伊宮原駅10:43~宮原橋~徳生寺~12:49雲雀山~糸我峠~道迷いリターン~糸我峠~14:41白上山~西白上遺跡~栖原海岸~16:09湯浅駅

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【山行レポート】

天王寺駅に午前7時40分に集合しての例会。4日前に発生した日向灘沖地震の影響で、JR西日本は南海トラフ地震に備え特急くろしお号の一部区間を運休する措置をとっていた。そのため和歌山県内の運行ダイヤに影響が出ていた。有田(ありだ)市の紀伊宮原駅に着いたのは予定より40分遅れになってしまった。

 

有田川にかかる宮原橋を渡り糸我(いとが)町内に入ると、その道は熊野古道である。古道を南下して徳生寺に着く。11時09分。境内で昼食をとった。リーダーが下ごしらえしてきた素麺を皆でいただく。11時48分、ハイキング再開。徳生寺から6分程歩くと雲雀山(ひばりやま)登山口になる。登山口から鋭角に左折れすると山道だ。

 

予報では有田市の最高気温は35℃だった。暑い。山を登ると多汗になる。水分補給でたびたび休憩をとる。雲雀山(201m)の山頂はわかりにくく先頭の人が通過してしまう。後方の人がポールに気づいた。ポールの下に「国土調査」と刻印された小さな赤い標石があった。標石を見て山頂だと認識した。

 

糸我峠の分岐で西方向に下る登山道があった。西方面だから間違いない。ところが、その道はあずまやの所で北方向に曲がっている。北を進むと徳生寺に戻ってしまう。道迷いに気づき糸我峠に戻った。猛暑なのに余計な汗をかいた。糸我峠からは軽トラ幅の林道を西へ進む、これでOK。

 

糸我峠からの道は両脇にみかん畑が広がる。みかんはまだ青い。鹿打坂(ししうちざか)峠を南に折れると行政区は湯浅町に入る。白上山(しらがみやま)手前で休憩していると、軽トラで登ってきたみかん農家に出合う。農家さんに道を尋ね下山ルートを確認した。

 

午後2時40分頃、白上山(184m)を通過するが山頂に気づかなかった。雲雀山、白上山ともに山名を書いた札を掲げてほしいと思うが、これは県外者の贅沢かもしれぬ。栖原(すはら)海岸からは県道を南東方向に歩き、湯浅町中心部に入ると再び熊野古道につながる。午後4時09分、湯浅駅に着く。16:23発の和歌山行き普通に乗り帰阪した。

 

【参加者】

会員8人

 

【感想】

●暑かった。今回、山の印象は全く残らず、みかん山の横道を歩き続けただけで駅までの道が遠かった。でも、このお盆の時期、お寺の前でソーメン、ゼリーを食べながらワイワイ言えるなんてまさに青春です。家でクーラーの中にいるよりもやっぱり楽しい。(Y)

 

●暑い中、汗びっしょりで雲雀山と白上山を登りました。水分を取っても取っても喉が渇いて、休憩が多かったので助かりました。高い山では無かったけれど、山頂付近から見た和歌山の町並みと海岸の景色がとてもきれいでした。(C)

 

●当日は「山の日」だということを後で知り、山に親しむことができて、よかったです。少し遠い山でしたが、頂上は眺望がよく、海が近くに望めたし、湯浅の町歩きも観光気分で楽しめました。(O)

 

●山の斜面を切り開いた広大なみかん畑の間をぬうように古道が続いていました。下り道で出会った地元の方から、この暑いのによく歩くね、と感心され親切に近道を教えてくれました。たどり着いた湯浅の海岸では泳いでいる人がチラホラ。しばし海を眺めてほっこり涼みました。(A)

 

●南海トラフ臨時情報が発表される中、白浜行の特急列車は運休、白浜の海水浴、花火も禁止され、今回の例会の行先が和歌山方面なので心配ではあったが、無事終了し安堵している。おだやかに見える海も地震で津波に激変すると考えると自然は恐ろしい。(N)

 

●青春18きっぷのシステムがよくわからなくて一度、会内のSNSで参加者が6名になった時、自分が参加を辞退すればちょうど5人になるなあと考えていました。その後8人になると、あと2人になればちょうど10人や、誰か参加せんかなーと思っていました。ところがさにあらず。5の倍数でなくても青春18きっぷが買えるというトリックを聞いて、なるほどそうかと合点しました。(H)

 

●今回は青春18切符を使用して遠くまで行ったので小旅行の気分を味わった山行でした。何処を歩いても山全体がミカン畑で木には実がたわわに生り秋は見事だろうと思いながら歩いた。低山の里山だったが、意外とピークハントが難しかった。(L)