2024.8.19-20有志山行_唐松岳

【コース】

一日目 八方池山荘8:16~9:19八方池~11:05丸山~12:41唐松岳頂上山荘14:00~14:18唐松岳~14:47唐松岳頂上山荘

二日目 唐松岳頂上山荘5:30~5:48牛首~6:41大黒岳~7:32五竜山荘~8:29五竜岳~9:13五竜山荘~10:01大黒岳~11:25牛首~11:30唐松頂上山荘12:41~13:31丸山~14:29八方池~15:17八方池山荘

 

【山行レポート】

おっさん2人で長野県への山旅。8月18日(日)午後9時、八尾市内をマイカーで出発。当初計画では八方尾根スキー場から白馬五竜スキー場に下るルートであったが、五竜岳で引き返すことにした。テント場も変更し、予約していた五竜岳山荘をキャンセルし、唐松岳頂上山荘前で一泊する。

 

一日目。19日(月)朝、白馬町の八方尾根スキー場に車を停め始発のゴンドラリフトに乗り込む。リフト終着の八方尾根山荘が登山スタートだ。おっさんA(65歳)は20kg、おっさんB(67歳)は15kgを担いで八方尾根を登り始める。しばらくしておっさんBがブレーキをおこす。

 

おっさんBは荒い呼吸をし、額から汗が噴き出す。度々休憩をとった。コースタイムを大幅に越え、唐松岳頂上山荘に着くまで4時間25分もかかってしまう。幸い、この日尾根にガスがかかっていたので気温はさほど上昇しなかった。陽射しが強ければBは「疲労遭難」したであろう。

 

ようやく、唐松頂上山荘に着きテントを設営する。サブザックで唐松岳(2696m)を登頂した。ガスがかかって眺望抜群とはいえなかったが爽快な気分を味わった。午後3時、頂上山荘が販売している缶ビールでおっさん二人は乾杯した。

 

二日目。20日(火)4時起床。この夜、雷がなり、かなりの雨がテントをたたきつけた。が、おっさんBは熟睡して気づかず。起床時は雨があがっていて、西方向には後立山連峰の山並みが眺望できた。5時30分、サブザックで登山スタート。鎖場「牛首」を通過し、稜線を南下する。五竜山荘手前でライチョウに出合えた。

 

7時半、五竜山荘着。前日の疲れが残っているおっさんBはここでで待機し、おっさんAが五竜岳(2814m)を登った。山頂はしばらく人がいなかったが、八峰キレットから登ってくる人に出合えて証拠写真を撮ってもらった。

 

五竜山荘からは二人で来た道を戻り、午後3時17分下山。八方尾根スキー場から安曇野市へ移動し、二泊目の江戸川区立穂高荘へ。穂高荘に着いたのが午後5時50分であった。チェックインの時、一悶着があった。穂高荘職員は「夕食は午後6時からです」と説明する。あと10分しかない。

 

登山の汗を流したいおっさんは温泉に入ってから食事したいので、夕食時間をずらせないかと交渉する。職員は「ここは保養荘ですから」と応じない。やむなくおっさんBはカラスの行水で済ませ、長風呂のおっさんAは食後に入浴した。食事時間は融通がきかないが、料理はおいしかった。翌21日(水)、八尾へ帰った。

 

※中高年の疲労遭難が絶えない。長野県警が発行する「登山Safty Book」によると、県内の山岳事故のうち疲労遭難が「滑落・転倒」に次ぐ2位となっている。