【山行レポート】
姫路市北部の雪彦山(せっぴこさん、ピークは鉾立山950m)へ会員の車で行く。少し前から行こうと話に出ていた雪彦山。しかも危険な8の字周回ルートで。夏はヒルだらけ、冬は雪が降ると危険な岩場だらけのこの山に行くには、今が丁度良い季節だ。
晴れが続き、メンバーの予定も合い、行こうとなった。この時季は日没が早いので、午後3時下山を目指すには、余裕を見て午前7時スタートの計画をした。けれど少し早めに登山口に到着できたので、薄暗い中、6時40分にスタート。
いきなり急登、ハイペース。暑い‼ 大天井岳まで、危険な岩場や鎖場がいくつかあり、一番危ない「上級コース」の鎖場を先行のリーダーに指示してもらいながら、降りていく。そしてメインの地蔵岳。ここは鎖もロープも何もないので、落ちたら終わり。登り口にザックをデポして、三点支持で慎重に行動した。やったぞー!!地蔵岳制覇!!ここまで散々高所の鎖場を降りていたからか、恐怖心は思うほどではなかった。
地蔵岳からは普通のルートの認識をしていた。ここからはのんびりやんな~。ところが?? どこが普通のルートやねん? ずーっと最後まで、何回出てくるのか、鎖場、岩場、急登の連続である。後ろ向きが苦手なメンバーに「怖さでしがみつくから足元が見えへんねん」とリーダーからの助言が飛ぶ。
スタートから6時間近く、雪彦山でやっとお昼ごはん。中途半端な所でお昼休憩を取るより、ここまで緊張を保ったまま歩き続けて正解だった。雪彦山からは2時間で下山。予定より早めのスタートだったのに、ゴールは予定通り午後3時だった。
【参加者】
会員3人
【感想】
●すごい疲労感と、満足感一杯の山行でした。ほぼ人のいないスムーズな山行だったが、人が多い週末なんかだと鎖場の待ち時間が増え、それに伴い下山が遅くなります。日暮れの早いこの時期、危険な山ゆえにケガなどのリスクも高くなると思いました。(C)
●山行に対して余裕を持った計画を作り、色んな想定をして持ち物、身なりをその日の天気や山に合わせて考え、準備をして、目標や目的を持った行動をすることが大事です。歩けたらええというものではありません。(L)